Bunkamura「女教師は二度抱かれた」
9日マチネ Bunkamura シアターコクーン・オン・レパートリー2008「女教師は二度抱かれた」
友人のおかげで被り付き観劇(多謝)。
いきなり染さんパンイチ姿。手足の程好くついた筋肉からは予想つかなかったポニョなものに釘付け(爆)恰幅良さを要求されるようはお役してましたっけか?
ま、それは置いといて。
主観的あらすじ
演劇界の風雲児と呼ばれる小劇場界で注目され始めた劇団付き演出家・天久六郎(染五郎さん)が歌舞伎界の異端児と注目される女形の滝川栗乃介(阿部サダヲ)に抜擢されて渋谷の大きな劇場で公演を打つことになる。公演の打ち合わせに向かう途中、栗乃介の車が人身事故を起こし、撥ねた男性・鉱物(浅野和之さん)を非合法の病院で処置しようとするが、彼は自力で逃げ出したばかりか自らがマネジメントする女優・山岸諒子(大竹しのぶ)を使ってくれと脅かしに来る。
山岸は天久が高校の演劇部時代に顧問だった女性で、動物園の放送室で男女の関係を持ったことが園内放送でバレて以降会っていなかった人物。精神を病んだ諒子は「ボクが演出家になったら先生に出てもらう」との天久の言葉を信じて待ち続けていた。諒子に惚れている大金持ちの鉱物はその財力で諒子に女優の仕事を作り今日までやって来ていた。
一方、天久の大抜擢のギャラを当て込んで専用稽古場を借りる手配をした劇団マネージャー泉(市川実和子さん)は自称ミュージシャンの同棲相手からDV被害に遭っている。
高校時代の天久と諒子の関係はバレ方がデフォルメされているものの、そんなに珍しいということでもないはずなのに、ちょっとしたズレで大きくはみ出してしまった諒子。彼女の登場におろおろする天久。この二人の関係が膨大な台詞量の割にあっさり描かれているため、いまひとつ焦点がどこに合っているのか掴み難いというか印象が薄くなってしまった感あり。
そのためかラストシーンこそが物語の始まりのような、長い長い前振りを見せられたようなもやもやした気持ちで劇場を出ました。
栗乃介は女形なのにCM撮影では思いっきり立役の扮装で見得切っちゃってるのは異端児だからか?と突っ込みいれながらも、サダヲさんが器用さとそれを操る技術もきちんと持ちあわせている凄さを改めて実感。
浅野さんの歪んだ愛情溢れる不気味な人物造形も凄かった。
上演時間3時間25分。ワタシが観た回は一幕の終わりに松尾さんが登場し「僕達が20分欲しいので」と15分予定の休憩時間が5分延長されました。


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