キャラメルボックス「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」
19日 演劇集団キャラメルボックス「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」サンシャイン劇場
観たいとは思ったのだけどこれもまた自虐的だなぁと悩んでたところ某オフで背中を押して頂いた(笑)ので行くことに。
劇団の名作、今回が3演目ですがワタシはビデオでは観たことがあるけれど生舞台は初めて拝見します。
主役のほしみに18歳の高部あいさんを招いて。脇を固めるキャストも(多分だけど)岡田さつきさんが一番お姉さんで中堅どころが踏ん張り若手が頑張る舞台。ついにさつきさんがおばあさん役かぁ...温井さんもおかあさん役が回ってくるようになっていたのねぇ...(しみじみ)
後進に場を与えて育てているからこそ集団が存続していくのだと思います。更に劇団内だけではどうしても限られてしまうけれど、客演や自主プロデュース公演など様々にチャレンジできる環境もあるので活性化が損なわれないのだと。そりゃ観客としてはいつでも看板の役者さんが出演する舞台を観られたら嬉しい訳ですが、ずぅっとでは息切れしてしまいますものね。
生の舞台ではあるしワタシ自身の受け止め方もかなり違っているので、ストーリーは知っていても、ちょっとした一言が堪えます。もともとキャラメルのお年寄りキャラに弱いんですが、始まって15分位の何気ない一言でもう泣きそうになってるし(^^;
物語としてはバラバラだった家族がひとつになって、ほしみを心の中で支え続けてくれる、と素直に受け止めるべきでしょうが、積重ねた心の垢がついつい家族がようやくまとまった時には取り返しがつかなくなっちゃってることはどうするの?とひねくれた裏読みしてしまうのは困ったもの。
とはいえ誰しも抱いている、目には見えないけれど大切な人がいつも傍にいてくれる想いは温かく伝わってくるのでした。
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