松竹「殿のちょんまげを切る女」
12日夜 松竹「殿のちょんまげを切る女」新橋演舞場
2月の演舞場は勘三郎さん、藤山直美さん、柄本明さんの3人が中心となってますが、今年は柄本さんおやすみで、助っ人として(?)大村崑さんと久里子さんに七之助さんまで登場と賑やかな面々。
う~ん、顔合わせの豪華さとは裏腹に中身(作:中島淳彦さん)が薄いなぁ。30分の幕間を含めて3時間15分の舞台、休憩無し2時間半でも充分おつりが繰るんじゃないか?ってボリュームを無理して引き伸ばしてるようなだるだる感。勘三郎さんも直美さんもしゃきっと決めてるのに、どこか物足りないのは何でしょうねぇ?
前作までは柄本さんが仕掛けて勘三郎さん直美さんが倍返しする芝居とは関係ないアドリブの応酬(^^;で客席大いに沸いていたのだけれど、崑さんが相手だと勝手が違うのでしょうか。と言う以前に、出番が思ったほど多くないので懐かしのネタで客席湧くには沸くけど続かないのでした。公演半分過ぎてこれってことは、アドリブで埋める予定はないのでしょうねぇ。
勘三郎さんと直美さんの近くでサポートするのは井之上隆志さんと新谷真弓さん。かなり客席暖めてくれました。ほかに朝倉伸二さん有薗芳紀さん渡辺哲さん、と達者な役者さんが揃っているのだけれど、ピンポイント起用なので、こちらも断片的な笑い。もちょっと流れにのせればもっと笑いがとれるだろうに、と思う。
休憩明けは客席に「何食べた?」など掛け合いのほのぼほ交流タイムとし、遅れて戻る人を随分掬い上げたり、大きく時間が動く時には幕前で必ず説明入れるというのは演舞場のお客様には優しい工夫。
反対に気になったのは、場面終わりでオチを付け“ちゃんちゃん”と音楽が鳴ってるかのごとく全員フリーズして暗転、という場がいくつもあったこと。コント100本勝負ではないのだから一工夫欲しいところ。
とワタシは思ったけれど、終演後満員の客席から出てくる人々の多くから「面白かった」という感想が聞こえてきたので演舞場的にはOKなのかも。
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