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February 11, 2007

MONO「地獄でございます」

9日 MONO「地獄でございます」三鷹市芸術文化センター
英国留学から戻った直後の舞台を観損ねて、ワタシにとって男優陣のみになったMONO初観劇。基本テイストは変わっていないけど、この作品ではちょっと楽なスタンスになったような気が。ヤング○○○○といった青年漫画誌を見ているような気分。

いきなり全員全裸で登場だし、非日常の非現実をいかにもありそうなこととして平然と受け止めちゃう人達だったり、ご都合主義な展開だけど、漫画チックにちゃんとその世界のルールは守られてて世界感はキープされてるし。

大きな諍いとか劇的な展開なんてあえて設えずとも、何気ない日常会話の中に様々な軋轢が生まれてるもんだよね、というシニカルな見方もできるし、子供のまんま大きくなっちゃったような男子達の自分勝手な会話とも見える。あくまでゆる~く。

土田さんの脚本~の中でもMONOに書き下ろす芝居は特に~“間”が全てだと思う。文字にしたら、きっとたいしたことない台詞なのだけど、その言葉をその間合いで言うからこそ生まれる絶妙の空気というのがあり、それを理解している役者さん達によって構築されて初めて息吹を感じられる、正にナマモノ。それを観ることができるだけで嬉しかったりする。

余談。仕事の関係で三鷹駅から徒歩じゃ間に合わない時間となり、已む無くタクシーに乗車。会場の名前がすぐに出てこず
J「あの、芸術...劇場...星のホール!(これだけは自信があった(^^;)お願いします)」
運転手さん「...市の文化会館ですね。八幡さんの先の。」
J「(目標物だけ判ったので)はい、そこです。」

辿り着いたのは芸術文化センターでした(爆)

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