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December 16, 2006

演劇集団キャラメルボックス「少年ラヂオ」

14日 演劇集団キャラメルボックス「少年ラヂオ」サンシャイン劇場
レッド・キャスト。
このところ原作ありの作品が続いていたので新作としては久し振りの劇団オリジナル作品。

おはなし、
大正の末期。震災で両親を亡くした少年ラヂオは生きるため、そして弟が親戚の家で奉公しているのを迎えに行くためのまとまったお金欲しさでスリをしている。方や震災で記憶を無くして以来ずっと叔父夫婦が管理する屋敷から一歩も出ずに暮らしていた令嬢が呼び出しの手紙を受け取って一銭も持たず身ひとつで上野に。驚いて追いかける執事だけど慣れない人混みでスリにあう。それをスリとり返してやるラヂオ。お嬢様の話を聞くうちに肩入れしていくラヂオ。実は彼女を呼び出した男には秘密が...

サスペンスドラマ風なのだけど、う~ん...ちょっと...や、かなり...ご都合主義な展開で途中からどうしようかと(^^;
出逢いとか、明智と名乗る謎の男の存在とか記憶喪失なんてことはいいとして、一番気になったのはラジオの扱い方。本放送が始まって間もない頃、つまりまだ普及してなかった頃だというのに、逃げる兄が必ず聞いているという前提でのラジオジャック。街頭ラジオなんてどこにいても聞こえるようなものではなかったはずだし、そもそも逃げてる人間がそんな人混みにいるわけないっしょ。わざわざ愛宕山なんて地名を持ち出す周到さはあるのに、ジャックそのものはいともすんなり当然のように瞬間で実行されてて、しかも捕まらない。
そして劇団の現代劇では必ず使われる電話が、やはりコミュニケーション・ツールとして平然と使われてることにも疑問。余談ですが大震災で東京の電話は壊滅状態だったそうです。3年間でどこまで持ち直していたんでしょうね?

坂口さんの確かさ、このところ躍進めざましい畑中さんの懸命さ、菅野さんの不思議と安らげる雰囲気などはいいな、と思うのだけど、中心となる若手の方達のセリフの一本調子なところは悪い意味でのキャラメルっぽさが前面に出てしまったような。お芝居の世界感を築くのって改めてたいへんな作業なんだと実感。

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