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November 27, 2006

ブロードウェイミュージカル「RENT」

25日ソワレ ブロードウェイミュージカル「RENT」東京厚生年金会館

熱心なミュージカル・ファンではないワタシがRENTと出会ったのは日本版再演のプレビュー公演。某パソコン通信のフォーラムを巡回して見かけた、ある方の書き込み。作品の素晴らしさを熱く語るだけじゃなく、より多くの人に観て欲しいからと、作品の弱点であるストーリーの分かり難さをを踏まえたあらすじ紹介が丁寧に書かれていました。
『そんなにオススメならば観てみよう』といった気持ちでチケットを取り、あらすじを熟読して臨んだステージは、楽曲/作品/出演者それぞれに吸引力があり、それまでミュージカルという言葉に対して思い描いていたものをことごとく打ち破るものでした。
以来フリークではないけれど観続けている大好きな作品。

東京楽日。
セットを含め演出が変わったなぁ、と思ったら演出家が変わってた。歌いかたの演出-芝居の付け方-はミミとエンジェルがよりらしく見えるようになってて好み。
今回のキャストは全体的に見た目がきたない(^^;無精ひげだらけで髪もボサボサ。衣装も随分変わってよりリアルな表現ってことかしらん。でもエンジェルのポップでカラフルな衣装がなくなってたのは淋しいなぁ。いかにもドラッグクイーンのプラチナブロンド鬘が登場したけど、いまいち。字幕の端折り方や出すタイミングの悪さが過去に観た来日公演と比べて最低レベル。ストーリー知ってるし歌詞もだいたい判るので、字幕ほとんど見ないでいたけど、それでもふと目に入る字幕があんまりだった。

メインキャスト(除くジョアンヌ)は歌よりダンス志向なのかな?もちろん歌の上手さは全員平均以上なんてもんじゃないし、日本のミュージカルでもこれだけ歌える人を揃えてくれたらさぞかし安心して観られることだろう、と思います。それでも常に張り上げっぱなし全力投球なのはちょっとツライし、細かい部分でズレてるなど上手い人が同じ舞台にいるだけに気になっちゃうのでありました。
上手ければ上手いでまたちょっと、コリンズがエンジェルの死を悼んで歌うのにバラードだからってこれでもかと力を入れて歌われちゃうと違うと思っちゃうのよねぇ。歌より気持ちを大事にして欲しかったり。

とか言いながらも、条件反射的に楽曲を聴いたり、とある台詞でぐっと来て泣けることには変わりなく(^^;やっぱり曲に力があるよねぇ。

終演時刻が遅いわけでもないのに、カーテンコールがやけにあっさりしてて照明がすぐ付いちゃうし追い出しアナウンスも即入り、物足りないなぁと思いながら帰り支度をしていたところに2階席から聞こえてきた観客による”No day but today”のコーラス。1階席でも足を止めて聞き入る人達、ステージ上ではバラシを始めたスタッフの脇で2階席にハンディビデオを向けるミュージシャンなど。”Seasons of Love”は歌詞がちょっと揃わなかったけど、でもキャストやスタッフへのありがとうと作品への気持ちが伝わってきて感動的でした。

2008年末には今までの日本版とは違い東宝版RENTの上演予定で只今オーディション募集中。山本マークで観たいだけでなく脇もちゃんと歌える人達が揃いますように。

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