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November 26, 2006

山の手事情社「青い鳥」

25日 山の手事情社「青い鳥」東京芸術劇場 小ホール1
YAMANOTE TRIPと銘打った3演目連続上演の第1弾。27日まで。30日から第2弾の「ファウスト」になるので、これから行かれる方はお早目に。

2000年の初演は観ていません。メーテルリンクの寓話にほぼ忠実なテキストを山の手テイストで仕上げた一見ポップで実は手強い作品。

子供の頃に誰もが読んだ「青い鳥」。兄妹が手を繋いでシアワセの青い鳥を捜す旅に出るけれど、これこそ本物!と思って捕まえると違うもの。疲れて家に戻るとみすぼらしかった小鳥が美しく青い鳥になっていて「シアワセの青い鳥はうちにいたんだ!」でメデタシメデタシ。または隣家の娘に鳥をあげるけど逃がしてしまい「また捕まえてあげる」なんてナイトなチルチルでハッピーエンド。
原作から逸脱することなく、それでいてところどころにインサートされた視覚的演出が、単に心温まるお伽話ではなく誰もの心の片隅にある闇の部分を曝け出してドキっとさせられます。
以前ブームになったほんとは恐いグリム童話(でしたっけ?)のような悪意を持って紐解いてはいないから観終えて考えさせられる部分はあっても後味爽やか。ラストの青い○○も、ミチルの衣装が次第に青に染まっていくのが意図したことなんだろうなぁとイメージ爆発して楽しかった。

オープニングのシルエットが思いっきりカッコイイ。犬(川村さん)も猫(山口さん)もカワイイくて好きだけど、なんせ魔女と光を行き来する大久保さんの変換中の態度と無表情がツボ(笑)や~あんなに身体にキレがある人達の中で急に脱力歩きすると、あぁも目立つものなのですね。
チルチル(山田さん)とミチル(久保村さん)の川口探検隊風衣装にヘルメットというのには笑わせて頂きました。『左に回して』って言われてヘッドランプをメット沿いにぐるりと回す仕草がツボで毎回ニヤ付いちゃいました。ニセ青い鳥はピンクレディーのパロでいいのよね?
お茶目なキャラでゆる~く観せたと思えばシリアスな夜(倉品さん)の心地良いタイトさがやって来て、次はどんな風なんだろう?と惹き付けられてあっという間。面白かった!

客席にいるストッキングを被ったマネキン(含む生(^^;)数体のうち動く1体が年配の女性の隣席でした。気付いてたとは思うんだけど、急に動いて驚かせてないといいな。

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