プレタポルテ#1「ドアをあけると...」
3日 プレタポルテ#1「ドアをあけると...」シアターVアカサカ
公式サイトのプロフィールによれば、演出家・板垣恭一さんとプロデューサーの赤沼かがみさん、制作の橋本香苗さんによる『出演者・スタッフは公演ごとに招いて、3人が「日本人が観ても面白いはず!」と思う海外戯曲を中心に、時には国内戯曲をも上演するプロデュースユニット』だそうです。
第1回作品はアラン・エイクボーンのスリラー・コメディ(って何?(笑))を声優さんや本業は歌手の森若さんなど多方面の方達の顔合わせで。原題は”Communicating Doors”。
死を目前にした老実業家から彼の妻二人を殺害した告白書の配達を頼まれ、内容を聞かされた出張コールガール。彼女が真相を知ってしまったことに気付いた老実業家のパートナー=実は妻を殺害した本人から命を狙われ、逃げ込んだ部屋は20年前の同じ部屋、2番目の妻が殺される前夜だった...
タイムトラベル物ではあるのだけれど、「じゃ、前のオクサンを助ければ私も死なないのよね」と更に20年前の過去を変えることを主目的としちゃう辺りでSFとは全く縁がなくなります(^^;
ドアを開けて時を遡れるのは男に殺されそうになる女性だけ、しかも自分が生きている年とその20年前との往復だけしか出来ない、と一応のルールをもっともらしく設けてはいるのだけれど、結末は冒頭と全く違う設定。アラン・エイクボーンよ、お前もか。
ま、結局は40年の時を越えて3度の殺人を試みる男vs束になった女2人(とひとり)がどう戦うのか?を面白く観れば良いのであって、厳密な時間旅行のルールなんて不要なんでしょうけどね。実際お話の展開が面白いので、途中でどうでもいいや、って気になりました。
岡本麻弥さんは当然とはいいながら台詞の表現力が実に明快で切れ味がいいです。洋画の吹替えも多くやってらっしゃるからでしょうか、ふとした仕草や言い回しにいかにも外国のお話、って雰囲気を表現してます。申し訳ないけど、朝倉さんがシミだらけのおじいちゃんで登場した時に岡本さんがいなかったら和物にしか見えなかったかも(^^;
一方、円城寺さんが全身で役を表現してらして、岡本さんと二人の場面では方法論の違う役者さんの競演が見応えありました。


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