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July 24, 2006

「あわれ彼女は娼婦」

20日 Bunkamura「あわれ彼女は娼婦」シアターコクーン
何故か原作は現代日本人作家ものだと思い込んでました(^^;
観始めて比喩たっぷりの台詞にあれ?と思って見直したらシェークスピアと同時代の人が書いたものだった。なら納得。イギリス演劇ってほんとよく喋るよねぇ。

“ヘドウィグ~”と“青髭公~”ですっかり舞台の三上ファンとなって今回も楽しみにしてました。うん、こんな感じの役は似合うよね。妹への許されない恋情に悩みやつれ切った姿そのものに血管が浮かび上がるまでにやせ細った役作りにまず驚かされました。体脂肪3%あるかないかじゃないか?って位に骨と皮なの(^^;
二人それぞれに抱いた互いへの想いを打ち明けるシーンはもちょっとドラマチックでも良いように思えたけれど、そんなもんじゃないドラマが後半に待ち構えているからあれでいいのかな。そして幸せな時は束の間、あっさり悲劇へと突入。血の狂乱のうちに幕が降りる。
すっごく重たくて観終えた時には胸焼けしそうなほどでしたけど、役者さんがみんな良くて堪能しました。深津っちゃんの七色の声健在。谷原さん、オールバックに流した髪型がとても似合っててカッコイイし、声も良いのよね。洋さんが1幕で死んじゃう役であまり見られなかったのはザンネン。

観始めてすぐに「な~んか観たことある」気がしたのはなにかなぁと手繰った先に見えたのは蜷川「ロミオとジュリエット」藤原&鈴木ペア版。兄妹と争う家同士の違いはあれ許されない愛に命を落とす二人という主題だけじゃなく、セットの造り、アナベラの衣装の色、短剣で命を落とすアナベラ、嵯川さんの神父、梅沢さんのばぁや等々可能な限りの同じ配役。ジョン・フォード自身がシェークスピアを意識して下地に書いたのか、それとも蜷川さんが読み解いたのかは判らないけれど、くどいまでに蜷川版ロミジュリでした。

検索したらこのおはなしを原作とした映画「さらば美しき人」というのがあるようです。チャンスがあったら観てみたい。

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