「和宮様御留」千穐楽
26日 松竹「和宮様御留」新橋演舞場
千穐楽。う~ん、初日と比べると1.5倍くらい芝居密度が深まってる。思わず『新感線かい』と突っ込みいれたくなりました(^^;商業演劇でこんなに変わることもあるんだねぇ。
少進とフキとの関係性がはじめは仕事として接してるだけの淡白なものにみえたのだけど、今日はもっと交流が深まっているようだった。花組版と比べて大きく違うと感じたのは観行院さんのフキへの関わり方。身代わりだとバレないように叱るだけじゃなく、フォローしたり作法を教えたり。そして文字が書けたときには一緒になって喜んでいる様子は、和宮だけが大切なエゴイストじゃなく、フキへも愛情を示しているあたたかい心の持ち主、というか、ごく普通の母親なんだなと。
九条関白と実麗、岩倉具視と京都所司代、能登命婦と嗣子、嗣子と長橋...組織に属する者達の上下関係というか、宮仕えの不自由さが明確。“大儀のため”に踏み躙られた市井の名も無い人々と彼等を犠牲にした大儀を持ち上げる人々との対比もくっきり。こうしてみるとスケールの大きな物語だなぁとつくづく。
再演があるのだったら、せめて中日前にはこのスケール感が味わえるようになることを祈って。


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