「MOVIN’ OUT」
28日 「MOVIN’ OUT」新宿厚生年金会館
開演30分前に思いがけないタナボタチケが降ってきました。職場が近いからこそ引き寄せた運(笑) 面白かった(^^)
気にはなってたものの積極的に観に行こうという気持ちが湧かなかったためタイトル斜めに読んだだけ、予備知識は全編ビリー・ジョエルの曲のミュージカルってこと。”We will Rock You”みたいな感じなんだろうと勝手に想像してたんですが...ミュージカルっつ~よりは音楽に合わせたダンス公演だったのね。役者さん歌わないし殆ど喋らないし。いわば”Car Man”みたいなマシュー・ボーン作品の系列。でパンフをみたら原案・振付・演出がトワイラ・サープじゃないですか。しかもキャストにラスタ・トーマスがいるじゃない!あまりにも判ってなさ過ぎ>ぢぶん(^^;
メインキャストはWでワタシが観た回はたぶん
エディ:ブレンダン・キング、ブレンダ:ローリー・カンヨク、トニー:キース・ロバーツ、ピアノ マン:マシュー・フリードマン
ラスタを観られなかったのは残念だけど、メインはブレンダンなのでそれはそれでOK。
ステージにはセットがなく時折現れる大道具のほかは丸ごとダンスフロア。イントレで組んだプロセニアムにバンド全員、しかも中央にはセミコンだけどグランドピアノってすごい重量。ビリー・ジョエルの象徴とも言うべきピアノだからおろそかにはできないもんね。
生バンドでピアノ・マンが20数曲を歌いまくり、ダンサーが物語を紡いでいく。ストーリーは60年代の若者達が恋をして、戦争で引き裂かれて、無気力になって、生きる希望を取り戻す、という類型的なハッピーエンドと言ってしまっては身も蓋もないか(^^;
ま、ストーリーはおいといても、ダンサーの迫力ある動きを観るのがメインになるので問題ないかと。
トワイラの振付はバレエが基本。それにポップスに合わせた動きを取り入れてるので思いもかけないとこで緩急が付いてて難しそう。更にとてもアクロバティックかつ回る回る。ペアダンスなんてバレエというよりフィギアスケート、しかもダンスじゃなくてペア競技のほうに近い感じ。シングルハンドでリフトアップされてる女性が190度開脚してたりね。リフトのバリエーションなんて雑技団並みのスリリングなものがいとも無造作に行われてて、こっちがドキっとしちゃう。
そして男性も女性もすんごく高く跳ぶ。全身が筋肉とバネなのか?シルク・ド・ソレイユに入れる人達ばかりかも。ある意味筋肉ミュージカル(笑)
16人が早替えで入れ替わり立ち代り様々な役を踊り分けるハードな舞台。ピアノマンも含め1ステージやったらさぞかし消耗することでしょう。
ビリー・ジョエルの歌は”The Stranger”以降、曲に絡んだ記憶が不思議とあれこれあって、当時自分が何歳でどんなことしてたかを鮮明に思い出せちゃう。今日も舞台観ながら記憶の断片と舞台上の物語が交錯してちょっと不思議な気持ちになった。
しかし、The Strangerがベトナム戦争で死んだ恋人を悼むシーン(ネタバレなので伏字)で使われるというのは予想外でしたね。もっと夜の街っぽいシーンでだと思ってた。Just the Way You AreとUptown Girlは予想通り。あ、でもすんごい跳ねっ返りのお嬢さんだったのには笑いました。金持ちのワガママお嬢か?
電光で歌詞の日本語訳が表示されてるのだけれど、ダンサーの動きを追いかけてると全く余裕が無くなるので殆ど見てませんでした。物語と密接には関係してないからこれも無問題。というよりダンス公演を観に行ってストーリーの説明をその場で求めることはないから字幕の必要性ないと思うんだけどね。


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