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May 30, 2006

大人計画「まとまったお金の唄」

26日 大人計画「まとまったお金の唄」本多劇場
ぢつは前作「イケニエの人」には心動かされるものが無く、今回はどうだろうと心配したのだけど杞憂でした。
平岩紙さんの柔らかい関西弁が基調になって進行する物語はえげつない出来事なのにあたたか味があって切ない。まっすぐ写実的な絵としてさし出されたら怖気づいてしまいそうな事件なのだけど、ブラックな笑いで覆いつくす松尾さんのフィルターを通して、ぐにゃっと捻った騙し絵として現れて、気付かぬうちにじわじわと物語の深部に引き込まれていく。

良々おかぁさんは何であんなに変なのに自然なんだろう?そして何故あんなにも切なくなっちゃうんだろう?密かにファンの伊勢志摩さんいつもながら爆弾キャラで嬉しい。
すっごくへんなことしてるクドカンを観ながら青山劇場の芝居書いた人がここで芝居やってるんだぁ、なんて本末転倒な感想を持ってしまった自分に突っ込み入れつつ(あの舞台とのギャップ大きいんだもん)。松尾さんのニシキノアキラは全く似てないのに無理矢理そう思わされちゃう力技。
市川実和子さん、濃いキャラだらけの劇団員相手にひけをとらない自然体がステキ。内田さんの関西弁は好きなんだけど、あの義太夫語り風なとこだけは辛過ぎる。いっそ普通に話してBGMに口三味線でも入れて頂いた方がよろしいかと。

偶然だけど吊り物と飛行機、そして歌舞伎テイストがコクーンの芝居と被ってるのが興味深いわ。

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