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April 03, 2006

「ビューティフル・ゲーム」

2日 フジテレビジョン「ビューティフル・ゲーム」青山劇場
アンドリュー・ロイド・ウェバーが2000年にロンドンで発表したミュージカル。獄中でハンストにより自殺したサッカー代表目前でIRAの兵士となった青年の実話という重たいテーマ。そのためかどうかは知らないけどロングランには至らなかった(=人気なかった)作品(^^;しかも嵐の櫻井くんがロイド・ウェバーを歌う...不安要素は多いけど、「オペラ座の怪人」とかヒットしたロイド・ウェバーの楽曲は好きだし安良城紅さんの歌唱には興味があったんで。
青劇ではこんな光景は見慣れつつあるよね、な9割方が櫻井君を観に来てるお嬢さん達。とはいえパンフ\2,000もするのに見本出してないのには慣れたくない。滝沢演舞城もそうだったけどジャニさん関係の公演って毎回そうなの?

1969年アイルランドのベルファーストでサッカーに熱中する10代の青年達が否応なく紛争に巻き込まれていく姿を描くとあって、オープニングはスライドでアイルランドが南北に分かれたことや紛争の歴史を簡単に説明。ちょっと歴史の時間みたいだけど近代史で習う程過去のことって訳でもなく、かと言って懐かしがってもらえるほどトレンドがあった訳でもない、つまり客席のお嬢さん達に想像してもらうには難しい中途半端に昔。

時代の雰囲気作りなのか曲調が古めかしい。若者をテーマにして2000年の観客にアピールするなら、8ビートってのはダサイんじゃないでしょか?宗教紛争という面でか、バラード賛美歌風で旋律は美しいのだけどインパクトに欠ける。
そして振付。これが極付にダサイ!舞台中央にボールを置いて周囲を跳ね回るダンスシーンで試合を表現しているのだけど、クラシックバレエ風のポーズがミスマッチで目も当てらんない。これ観てベルばらの戦闘シーンのダンスが素晴らしいものだったんだと認識させて頂きました。
みんながスローモーションで踊る中ひとりボールを蹴りつつ舞台を横切る櫻井くんにスピード感がない。周囲とペースを合わせられず難しいのは判るけど、颯爽と蹴り進んでくれないとヒーローには見えません。

安良城さん初舞台なので仕方ないけど芝居はかなり厳しい。でも純然たる歌だけになると俄然輝きだして歌詞にも魂が入る。段取りしてる時は歌詞も伝わらない両極端さ。お芝居もOKになったらRENTで拝見したいわ。
朋ちゃんは歌手としてのクセが残ってるけど、やっぱり歌は上手いよね。芝居もまぁ出来るので、ちょっとレッスンして直せば、ミュージカルで充分やってけるかと。エポニーヌ似あうかな。
櫻井くん、芝居はちゃんとしてるし歌も下手じゃない...いゃやっぱり下手なんだけど(笑)歌詞が不思議と伝わってくるので許せてしまう。ビックリするほど音を外したのは1曲だけだったし(^^;が、小中とサッカー今もフットサルやってるという割に裕太くんの方がよりサッカーボールと戯れている時間が長いし観てて安心出来るってのはダメなんじゃないかい。肝心のロングドリブルから決勝ゴールを決めるという唯一の見せ場でボールを客席に落としちゃって、袖からスペアのボールが出てきた時にはいたた、でした。
脇クンは体型を活かした和みキャラがフォーク調の歌を上手く歌わずとも味で聞かせる。
裕太くんと黒田君はアウトローな雰囲気頑張って出してた。

サッカーという面では観どころなし。試合はダンスで様式化されてるし、若者たちは練習から離れるとボール持っちゃいないし(戯れ具合はレインマンで桔平ちゃんがやってた方が高度だ)イチバン許せないのはチームのメンバーが7人しかいないこと。試合できないじゃん。写真撮る時だけでいいから頭数揃えて欲しい。シアターフォーラムの制作発表資料をみるとロンドン版ではちゃんと11人いるじゃない。アンサンブルの人数減らしたかったからなのか?日本サッカー協会さん協力となってる意義はあったんでしょか?

群像劇ということで焦点がぼやけているからだとは思うけれど、全体としてまとまりがない散漫な感じ。「ミス・サイゴン」のようなドラマティックな曲もなくてロングランしなかった理由が判りましたわ。

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