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February 27, 2006

「ヨイショ!の神様」

26日マチネ 松竹「ヨイショ!の神様」新橋演舞場
勘三郎さん、藤山直美さん、柄本明さんの恒例となった2月演舞場公演。金子成人さん作、ラサール石井さん演出で今回はゲストで波野九里子さん火野正平さん小池栄子さん、と濃い3人に負けないキャラが勢揃い。これで面白くなかったらどうする?ってお膳立て。客席も笑うために来てますとい人々で溢れ返っており、それにキチンと応える楽しい舞台。

新喜劇の定石通り、どんどん笑わせて時にホロリとさせてハッピーエンド。三人三様の個人技お披露目会的でありながら、全体のバランスは直美さんを中心に阿吽の呼吸でまとまっている商業演劇にしては珍しい座組なんじゃないでしょか。ゲストのお三方はきっちり役をこなして。出番は少ないけれど、短い中で客席を納得させちゃう九里子さんはさすが。小池さんのはっきりした物言いは舞台に向いてると思う。
柄本さんが明らかに身内を笑わせるために仕込んでるメイクなどで相手役が素で笑い出して台詞が言えなくなっちゃうのが数箇所。1度ならまだしも、個人的には好みじゃないやり方。

たまたまワタシが観にいく時だけなのか全体的になのか、このところ演舞場で観る芝居の場面転換がスピーディだし単なる暗転はほとんどなく、幕前や花道を上手に使って繋ぐようになっていて飽きない。この座組では小山三さんと源左衛門さんが毎回狂言回し役で登場。幕前や花道で次の場面の時代背景やら人物関係の説明をするから話もすっきりと判りやすくなるし無駄が無い。
小山三さんの16歳振袖姿には爆笑。堀尾さんの美術はこのところ背景幕風な布の多用がブームなのかな?
充分な広さがある回り舞台の上、屋台を客席に正対させず右奥下がりに配置。3階席からだったからか、畳の縁と舞台面が平行じゃないことに落ち着かない気分になる自分が不思議。

楽しみに来るのは当たり前なのだけど、でもこのところ勘三郎さんの舞台では客席が「笑い過ぎ」になるのが気掛かり。ちょっとしたくすぐりで笑うのはいいとして、じっくり見せたいだろう場面や深刻な場面でさえ笑って済ませる人ってホントに芝居を観てるのか疑いたくなるのよね。

余談:東銀座から11時半の開演に間に合う程度に急ぐワタシの周囲にどことなくコギャル系なお嬢さんとかがちらほら。誰か若手出てたっけ??と不審に思ったら、4月分滝沢演舞城の窓口発売日だったのね。タッキーは公演で女形で9変化、鷺娘もやるらしい。振付けは花柳錦之輔さんだとか。楽しみにしてる、と言っておこう(^^;

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