「労働者M」
25日ソワレ Bunkamura「労働者M」シアターコクーン
既に観てる友人から「長い」と聞かされており、まぁケラさんだからと覚悟できていたせいか、お尻は実感してた(笑)けどメンタル部分ではそんなに長いとは感じなかった。ケラ作品とはあまり相性が良い方じゃないと思ってたけど、これは面白く観られましたわ。
冒頭ニセ堤とニセ小泉な池鉄さんと明星さんが2つの世界が入り組んだお話だとわざわざ解説しちゃう辺り、コクーンの客層への配慮なのか自虐ギャグなのかは不明だけど、聞いてて良かったとは思った。おかげで安心して両者の繋がりを考えずに場面場面をコマ切れに楽しめたから。
一方は“いのちの電話”ボランティアその実態は霊感商法まがいのネズミ講組織、一方は革命後のロシア風どっかの国の労働収容所。その2つのシチュエーションで全く関連性のない芝居が進行。堤さんは酔っぱらってデレデレな営業マンと革命闘志のリーダー、キョン2は同僚男性相手にでさえカラダ張って生き伸びてる一見タフそうな女子社員と指導者から無線で指令を受けて収容所を統括する鬼司令の二役という様に全員がそれぞれの世界で違う役を演じてる。
それぞれきっちり世界が構築されているので、その世界を観てる分には楽しめると思うのね。それを2本でやる意義とか考えちゃうと難しくなっちゃうけど。
おばか役の堤さんって子供っぽくて可愛い。キョン2は開き直った女の背後に見える切なさがあって良い感じ。ケラさんの描く秋山さんと犬山さんは変なんだけどそれが好き。


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