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December 02, 2005

青年団「砂と兵隊」

観終えるとすっごく喉が渇きます。
だからといって手洗いうがいをせずに砂塵舞い踊りスシ詰の劇場を出た足ですぐ何か口にするのは時期的にキケン。なので一刻を争って(誰とだ)帰宅しましたわ。こんなことなら希望者に配布してくださってたマスクして(あめもくれます)観てれば良かった(爆)

オリザさんがフツーの不条理劇に挑戦。砂漠でゴド待ち。いや、もっとシニカルな寓意が込められてるかも。ぐるぐると、ぐるぐると、輪廻のように繰り返し続く兵士達の行動全てが不毛でむなしくそして滑稽。かなり大雑把に言っちゃうと、現在の戦争に内包される全ての問題要素が詰め込まれた作品。
こまばアゴラ劇場にて。4日まで。
開演後空調が止まりぐっと室温が上がるので上着は暖かめで中はあまり厚くない服装がいいかと。

オープニングとエンディングともにワタシの大好きな映画音楽。こんなベタな選曲するのもフツーに挑戦の一部なのかしらん?エンディングにこの曲、ってことでちょっと救われた気持ちになっちゃうのは甘いのか?

役者さんどなたもステキ。志賀さんは言うまでも無く小林智さんの声がかなり好み(^^)。兵士チームの皆様はいつもより精悍な感じにダイエット?この芝居のためにあの動作をかなり反復練習したんだろうなぁ役者さんてタイヘンよね。
ひらたさんの兵士姿はちと卑怯なくらいにカッコイイ。
衣装は思いっきし非実用的ななんだけどそれっぽいとこが見事っていうか、あれなら普通にファッションとして受け入れられちゃうだろ現代日本。細部にこだわってて可愛くおしゃれしてるのが実はキャラの伏線だったりするのが心憎い。ベスト姿で肘のサポーターに肩章付けてる「こんなとこに付けて意味あるんかい」と突っ込みどころありありでかなりツボ。


モチーフとなった火野葦平さんの「麦と兵隊」という本は知らないけど歌は親が懐メロ番組観ながらよく歌ってたので実は2番までなら歌える(^^;
ちと脱線するけど本の内容を検索してて面白い文章に出くわした。要約すると...
軍歌の歌詞で『泥水すすり草をはみ』という一節がある。ベトナム戦争当時その翻訳を聞いた米軍の軍曹は「これは反戦グループの作った反戦歌か」という反応を示したそうだ。
「苦難を耐えてよく頑張った」と兵士への感謝同情の念を抱く日本人と、「補給がダメになっているから苦労させられる。劣悪な環境に兵士を送る国をなぜ批判しないのか」と感じるアメリカ人。

...戦うことそのものに対して根本的に考え方が違うってことだよね。一事が万事、って決め付ける訳じゃないけど、思考の基礎となるものが違ってるってことを理解するところから話し合いって始めなきゃいけないとなると、すっごくすっごくたいへんだな、と。

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