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November 04, 2005

二兎社「歌わせたい男たち」

肩肘張り過ぎず、でも上げた肘を下げることなく自分はこう思うをきちんと書き続ける永井愛さん。フェミニズムは日本にまだ馴染まないらしいことをよく知っているからこそのコメディ仕立て。
公務員さんは親族それもかなり身近(つまりは両親)にいたりして。しかも戦後すぐの公務員さんだった彼等の方向性を子供の頃に聞かされてたから分かり得る現場の事情なんてものもあったりして。
そんな背景を全く知らずとも、自分の職場だからこそどう動けばいいのかを知ってる若い先生よりも、歳はくっててもまるで違う世界から飛び込んだ人の方が混乱が大きいのはさもあらん。人の痛みを知ってる分だけどっちの立場にも共鳴できるが故の戸惑いがダイレクトに伝わってきて胸が苦しい。

そして思ったこと。教職とってたけど公立学校の教師にならなかったのはワタシとしては大正解だったねっていうこと。ごめんね、いつまでもノンポリで。


胸苦しさを抱いたままでは明日に立ち向かえなさそう、ということもあり劇場で会った友人を誘って新宿のビストロBene Facisで一杯+α。
以前から気になってたけど入る機会がなかったお店。あっさりめのお料理やスタッフさんの気配りも居心地良くて。そしてグラスワインが近頃お気に入りのランドック(ジャン・クロード・マスのヴィオニエとシラー)だったりしたので更に嬉しかったり。
次回はランチに来ようっと。

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