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October 06, 2005

吉原御免状

2回目で東京前楽。2階席からだったので照明や殺陣のフォーメーションの美しさに道具転換のお見事さも合わせて堪能。近くで観る時に比べたら臨場感は薄くても違う楽しみ方がちゃんとあるところが嬉しいよね。

2週間前より芝居の密度が濃くなってるのは芯の役者さん達だけじゃなく脇の役者さん達まで変わってて、特に盆をまわしてる最中の見せ方がすごく上手くなったなと思う。あの速さで回しつつ道具の転換もきちんとやれるスタッフワークは、たとえバミリが大きく目立っていようとも(^^;お見事だと思うわ。回ってる最中の堤さん達、何気なく正面にいるけど、あれも結構むづかしいはず。歌舞伎座だったら「見えないことになってる」ってお約束だけで脇なんかから現物見えてることよくあるけど、高さのある青山劇場で裏の転換を見せないように黒幕張ってたり、細かいところに神経が行き届いてる。

判ってるからいつもならギャクが入るだろう場面でも真面目に芝居してるのを違和感なく観られた(笑)と言ってもさすが前楽、地獄チームは誠一郎さんに対してやりたい放題(笑)だし、家康さまが地面に寝そべって段差の下にいる天海さんに話し掛けたり、十郎左もゼッタイ笑わせてやるぜオーラ全開(だから一人浮いてる感じがするのよね)で。

殺陣は手数が増えていてどの場面も素晴らしい迫力。誠一郎vs義仙は、前回観たときには1幕の古田さんが体力温存でか殺陣と言うよりダンスの振り付けのように見えたんだけど、昨日は始めっから飛ばしていて凄いキレ具合。最後の戦いなんていつまででも観ていたかった。
勝山太夫は上下動は減ったもののやっぱりどこか芯が通ってない感じ。湯女とか女掏りとか三味線のお師匠さんのようなチャキチャキしたセクシー系が似合うんじゃないかな。高尾太夫がいかにも太夫職といった格と合わせて懐の深さも感じられるようになって、最後のセリフでグッとくるものもありましたわ。

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